日本には見所がたくさんありますよね。特に日本の歴史を作ってきた京都奈良近辺は名所がたくさんあり、毎日本当にたくさんの観光客で賑わっている地域です。

京都に関しては日本の歴史背景で外せない部分が断トツに多く、神社仏閣が別格に多いため注目されがちなのですが、もちろん奈良だって負けていません。

奈良と言えば、日本人ならば歴史的に絶対に忘れてはいけない人がいますよね。

そう!日本のお札にもなった人であり、日本国憲法の元祖を作った人でもあります(•̀ω•́)キリッ

そう!聖徳太子!(*^∇^*)

この方を語るのに奈良は絶対に無視できません。

日本の歴史の中でも奈良時代は日本人の知識として絶対に知っておかなくてはならないことも多く、奈良県は日本の歴史を担ったとても大切な神社仏閣がある場所なんですよね。

超有名な場所はご存じ、東大寺!あの大きい大きい奈良の大仏様がある所です。煤払いなどで何かとニュースになる場所ですので、日本で知らない人はおそらくいないでしょう。

そして、もう一つ、奈良といえば外せないところが法隆寺です。ここも行ったことがある方、多いんじゃないでしょうか。

法隆寺は国宝に指定されているものが多く、見る人を魅了する有名なお寺なんですよね。

その中でも特に夢殿に焦点を当てたいと思います♪

この夢殿、奈良県生駒郡斑鳩町にある法隆寺東院の正堂となり、739年辺りに建てられた八角堂で救世観音と共に日本の国宝なんです!そう、日本の宝!!

夢殿の中には、救世観音を祀っていることで有名なんですよね。

救世観音は、なんと聖徳太子の等身大の像だと言われています。

この観音様自体180センチほどあるので、聖徳太子はそれぐらいの身長だったってことになるわけです…180って…当時としては結構大柄じゃないですか?!

この観音様、739年に夢殿に収められてから全く人目に触れることの無かった、完全なる秘仏だったんです。

なぜ秘仏だったのかは真相はわからないのですが、当時、都で伝染病が蔓延し、いろいろな人たちがこの伝染病に感染して倒れたと言われているんです。

もしかしたらこの伝染病は聖徳太子の怨念によるものではないかと考えられて、聖徳太子の魂を鎮める為に夢殿を建てたという逸話もあるんですよね。

聖徳太子を模した救世観音が秘仏だったのは、静かに眠っているその観音様を開帳することで、聖徳太子の逆鱗に触れ、仏罰が当たるのではないかと言われ、その恐怖から誰も秘仏状態から開帳出来なかったようです(><)

初めて開帳したのが明治時代で、平安時代も戦国時代もずっとずっと眠ったままだったんです。

長い長い時を経て開帳された訳ですが、布や紙に丁寧に梱包されていたためすこぶる保存状態が良かったようです!

いやぁ…ロマンありすぎでしょ!こういうの大好き!

この観音様が出来てどれだけの時間が経過してるのかを思うと、タイムスリップどころじゃないですよね。

当時の色々な思いの夢殿や観音様が今の時代と繋がってるとか…個人的にはたまりません!

さて、絶対に見ておくべき夢殿と救世観音なのですが、国宝ということもあり、色々と制約があります…。

救世観音はいつでも見れるわけでは無いんですよね(つД`)

見れる期間が決まっています。この辺りも国宝ならではです。

毎年春と秋になると公開されるのですが、それ以外は見ることが出来ません。

自分の目でしっかと見ておきたいと思う方は、下調べをしてくださいね。

歴史とロマンが詰まった奈良…是非、一度は訪れてほしい場所です。